辛口映画批評

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 父親たちの星条旗

<<   作成日時 : 2006/11/19 23:43   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 4 / コメント 0

画像
父親たちの星条旗
(FLAGS OF OUR FATHERS)


監督: クリント・イースト・ウッド

'2006/米/ワーナー/2h12

ライアン・フィリップ、バリー・ペッパー

辛口度2

「硫黄島からの手紙」を見ないと何ともいえないが、たぶん両方見てこの作品は完結するものだと思う。「父親たちの星条旗」では日本兵をあえて描いていない。これは「硫黄島からの手紙」があるからだと思うが、単体の作品として見た場合、いつもの感銘がなかった。
これは仕方が無いことなのだろうが、一方的なものを描くことによって、そこに真実は見えてくるものの、どこか分かりにくい。ヒーローが誰であるかの理屈はこの映画のテーマでもあるが、そこはイーストウッド好みの視点で、善悪の区分や良心の区分があいまいなのが人間の本質であり、そこを描くことに彼は固執している。「ミリオンダラー・ベイビー」でひとつの寓話性を持たせたようにこの作品も歴史上の事実であるがゆえに、より寓話性を感じさせるといった逆説をはらんでいる。
映像もすごく、先頭シーンも悲惨さを十分に出している。ただ、カットバックの多用する進行はどうしても登場人物たちの描きこみを弱くしているような気がしてならない。ただ、だからこそ登場人物たちの真実が浮き彫りになるのだろうか?これまた、イーストウッドの狙いであり、その部分には敬服するものの、いつもの感銘は感じられなかったのが残念。たぶん、それはワンパターン化してきた感が否めないからだろう。音楽もしかり。

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
『父親たちの星条旗』
『父親たちの星条旗』(FLAGS OF OUR FATHERS)鑑賞。戦争とはなんなのか、一体何の為に命を懸けて戦うのか。その空しさと命の尊さを強く問いかけられます。それぞれの国の立場、それぞれの視点からの硫黄島を描く2部作、日本側の『硫黄島からの手紙』を見て完結するはずですが.. ...続きを見る
試写会帰りに
2006/11/22 00:28
「父親たちの星条旗」見てきました
 今年90本目(映画館のみカウント)は父親たちの星条旗を見てきました。 ...続きを見る
よしなしごと
2006/11/22 00:29
不登校と戦う〜父親の役割
父親の役割ってなんなんでしょうね?うちの次女は本当にパパっ子でした。(本人はパパはお姉ちゃんがかわいい)と思っていたのは別として・・・PTAの行事は最優先!日曜は子供たちを連れてお出かけ!クラブ活動はつきっきり!(いいパパでしょう・・・)こ... ...続きを見る
不登校と戦う〜母をなめるな!
2007/09/22 13:41
映画DVD「父親たちの星条旗」
2006年アメリカ 正直言ってピンとこず、感情移入はできなかった。 日本人にはわからないのだろうか? ...続きを見る
映画DVDがそこにある。
2007/11/23 13:41

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文